空路スウェーデン 森の墓地へ グンナル・アスプルンド/シーグルト・レヴィレンツ
広大な墓地の中、人影もなく何度か写真で見た起伏のある場所を歩く
左が聖十字礼拝堂とさらに奥に森の礼拝堂
右の直線の奥に復活の礼拝堂が、かすかに見える
森の礼拝堂の前の簡素な潜り
森の礼拝堂(アスプルンド) 土地に根付く農家や教会を感じさせる
ちょうど式が執り行われていた
長い道の奥にある復活の礼拝堂(レヴィレンツ)
春を迎える前で自然も休止状態で炭色の空から霧雨が降る
最初は聞いていた程に感銘も感動も無かったが、長い時間身体に任せ歩いていると、この広大な土地と抜けた空、深い森の風景がもうこの世にはいない故人が別世界で分かれているのではなく同じ自然の中に同居している感覚になるのではないかと感じた
過度な建築が必要な訳もなく、ただ小さな墓標の下にいるだけでもない。生きる人のための回復と対話の場所。