グレーテスの言った地球沸騰化というネーミング通り我慢の毎日・・外で遊べない子供達が気の毒だ。
MOV(新築)とaun(リノベーション)に建築雑誌i`m homeさんが一昨日と昨日の2日間にわたり取材撮影に来ていただいた。
照りつく外部撮影でも納得いくまで、且つ楽しそうに(そう見える)撮影を続ける。
内部でもミリ単位でインテリアを調整する。なるほどな〜と勉強させていただく。
建築の中に身を寄せて改めて出来上がっているものを観察する。
理由の明確な設計意図よりも感覚に従って作ったものの方が味わいがあるように思う。
感覚の表現は誰にも正確に伝えられないし表出して初めて共有できるもの。
感覚を磨くものは身体で感じることが一番だ
大工の修行時代、朝6時半に工場集合で帰りは夜10時頃まで刃物を研ぐ、仕事を覚えて一人前になるまで人間ではない
と言われながら、毎朝起きると鼻血を出しながら必死に前を向いて仕事をしていた。
今はその時間が愛おしいし、必要な時間であり厳しい環境に置いてくれたことに感謝している。
そういったことは現代では大多数受け入れてはもらえない。
コスパにタイパになんでも短小に、ハラスメントに続々と冠が付く。
それは人に対する節度のない過度なことへの対応には良い時代になったと思うが
全て同じ袋に入れてしまい中庸も遠のいてゆく。
感覚を養うには無駄な時間も、心の浮き沈みも必須と思う。
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