大分県の国東半島にある国宝富貴寺ここをメインに寄り道しながら回ってきた。
広島県福山市の瀬戸内海に面した造船会社の社宅
SETO 原田真宏+原田麻魚
斜面に建ち接道から17段上がると屋上がパブリックスペースに。
海側はキャンティとなって浮いている。
コンクリートとコールテン鋼。
東西の窓には洗濯物が干され人の存在を感じるが
それを忘れるぐらいの廃墟感。
ここから歩いて3分
同じ造船会社の社宅
せとの森住宅 藤本壮介
木造13棟 26戸 規格、屋根勾配同寸
日本集落を抽象的に表す。
ステンレス波板が全ての仕上げ。屋根が白いのは
空を映しているからで壁は山の緑が映り込む。
この2ヶ所の建築も素晴らしいが
社宅としてこの時代に思想のある建築を依頼した会社が素晴らしい。
広島市環境局中工場 谷口吉生設計研究所
ゴミ処理場。
海岸まできれいに整備され廃棄物処理場を感じさせるものは
1周回っても見受けられない。ただただデカい。
広島市 世界平和記念聖堂 村野藤吾
時間がゆるすならいつまでも居たい場所。
大分県国東半島に入り気になる構造物発見。
建築面積100坪は楽に超える物体
量感と荒々しさと建築物が無口すぎるので怖い印象。
掩体壕(えんたいごう)です。第2次戦時中、航空機を空爆から守る格納庫で
左右の長さは主翼からくるフォルム、小さい山は尾翼側。
負の遺産だが、いつまでも残したい建築物。
国宝 富貴寺(718年)
何年か前 アサヒビールのCMで福山雅治が
この前で天を仰いでいた。
総榧つくり (将棋盤によく使います)
3間4間 宝形屋根
軒の出と柱の長さがほぼ同じで
このプロポーションが成立している。
時間のゆるす限り居たが離れるのが名残惜しいとは
このことでした。
鬼門側より