ユニハ・パラッスマーの建築と触覚 空間と五感をめぐる哲学を何度となく読み返す。
前書きの一部に『視覚の優位性と、ほかの諸感覚の抑制に対して、そしてついには感覚的・官能的な特性が建築から消え失せてしまう・・
建築理論の関心事は、ずっと、焦点の絞られた視覚、意図のある志向性、遠近法による描写だ
しかし、生きられた経験の真の本質は、意図していない触覚的なイメージと焦点の絞られていない周辺視覚にある・・」
そう それそれ。感覚しか持ち合わせず明文化できない霧中の頭の中に確かに現れる文体に呟きながら慰めてもらうのであった。
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