解体中。見えないところが現れ補修箇所を確認していく

本体の傾きは確認されていたので家曳き屋さんに本体を持ち上げてもらい水平にして

地盤補強として偏心で鋼管杭を打ち、基礎ベースを鋼管杭上に延長した

鉄骨柱間に木造耐震壁を嵌め込み、水平面も木組みで剛性を上げた。

入口のみ増築とした。

右にある3メートルの石は石切場にて選んできたが、

何かのっぺりとしていたので半分に切った。

上のふたつの石は石切場で寄り添っていたので入口前の階段にした。

前所有者の時は店舗付住宅として長く使われていたが、後継者はおらず建物付きの売地となっていた

購入前、綿密に調査をしてこれから長く安全を担保できるか、同じスケールであれば新築よりは予算が下回るか。

勤務地への通勤時間、地域の利便性と雰囲気。

100点はないが中庸であると思い紹介させていただいた。

リノベーションをしていていつも思うのですが、設計施工した建築が時を経ても

壊すには惜しいな・・と思えるタイムレスなものができればと思うのです。

代々、受け継ぐという世襲の観念でもなく人から人へライフステージに合わせて

コロコロと所有者が変わるというのもいいのではないかと思うのです。