應挙

應挙 Living Nine

根津美術館の円山応挙展へ

江戸中期(1733〜1795)

ぜひ見たかった龍門図。

3幅で一対。

黄河の急流を登ると龍になれるという鯉の滝登り。

真ん中の絵、勢い流れ落ちる水を描かず白抜きで表している技法。

その奥に鯉が体も捩らせず弾丸のように上を目指す。

鯉は精緻に描かれ、眼は一点を見据え覚悟ある表情。

左右の穏やかな絵が対比になって余計際立つ。

ゆさぶられる一枚。