建築は言葉では語れない
体感によってのみ感じられるもの
建築は隠喩と職人の手で
考えることで立ち上がる
様式を前提とするのではなく
敷地の力と建主の意識下を探り
抽象から具現へと置くのではなく
立ち上がらせる
静かで精神性のある建築
箱ではなく人生を共にする存在でありたい
上久保 隆幸
触覚
手で土に空間をつくる
この器の中に人が住んだら
器の中からみえるもの
器の中で育つ子供のひとかけらに
器の中でやがて消えてゆく時想うこと
目に見えないものや人間の不完全さに
共鳴するものがつくりたい