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写真の練習


建築写真を自身で撮ると決めた。マニュアル本をパラパラと早送りにして
カメラを触りながら、これが・・あれが・・と格闘する。
要はマニュアルが頭に入ってこないのだ。異国の言葉で書かれた異国の経典にしか目には映らない。
しかし何か新鮮で、なぜか楽しい。
・・・上は天神町のHAMONさんで購入した花入 断面は楕円形で白濁と黒い縁が清廉。

 

あさ走る


あさ走る とぼとぼ歩く また走る

すぐ歩く

折り返しの池 棒立ちのまま眺める 水の底から気泡が上がり水草を押す ぱちぱち ぱちぱちと音を立てる

また走る 

憧れの人

建築の世界に入るきっかけをくれた逸見さん。

京都で数寄屋の修行を終え帰岡し、仕事を続けていた。

大きな体で滑らかにゆっくり動く。

凪の如く決して誰にも怒ったりなどしない。

いつもうす汚れていたが、品があり諦観を漂わせていた。

規矩尺術を巧みに使いこなし、曲尺をくるくると回す。

黙々と滑らかに刻みものを組み上げる。

たまに出来たものが気に入らないと、工期や予算などお構いなしに黙々と壊す。

何も分かっていない私に、

「たとえば拳大の石があるとするじゃろう。ほんとに拳くらいの大きさなんか、

土の中の大きな石の先端なんか感じてわかる様にならんといけん」

この人ほんとに分かるんかなあと思いながら「はい」と返事をした。

「仕事」事に仕える。

自分の感覚に従って「美」を追求する真摯な姿勢を思い出し

今でもやはり憧れである。