ROR produkt


竣工と同時によく作る木のオリジナルポスト。
材料はたも、内寸横410ミリ縦300ミリ。

普通封筒は小口の穴から投函。

大型封筒は上の蓋を上げて投函。

取り出す時は全面がOPENになる。通常はネオジム磁石で蓋は半固定するが
防犯が気になればダイアルキーも付けられ、外壁の色に合わせて木の目が消えないように塗装する。

Re 小庭

3年前に竣工したcalmeの小庭の刷新。
上部は開放して夜露が入るようにしてある。植物が育つ重要な役割があるが
近年の短時間での雨量の多さは困りものだ。

水苔が環境に合わず傷んでしまったので全て除去をした。
庭の高さも少しあげて作り直す。

痩せた黒土を全体に使い、木々の間に雑草も混ぜて植える
飾らない素朴な自然の切り取りです。
雨が降ると高低差によって溜まりながら流れていくようにした。

 


自宅の靴箱を整理していたら20年前に娘が履いていた靴が出てきた。

ちょうど建築業界に入った頃で年齢的にはかなり遅い入門で工務店の代表からは

今からでは、ものにならないのでやめた方がいいと断られたが是が非でもと受け入れていただいた。

恥ずかしくも毎日必死で思い出してはひとり赤面する。

たくさんの方に迷惑をかけてたくさんの方に助けていただいた。

独立してからはLIVING NINEとして11年。建主の方々、関係者の方々に育てていただいた。

建築設計の方向性を再考していたところ対外的ではなく自身への誓約として慣れ親しんだ

社名を変えた。新しい名前は自身で考案したものではなく2年前に竣工した建築主がつけてくれた。

クリエイティブ・ディレクターとして長年にわたって仕事をされてきた建主がその建築の中で暮らした

実感として『手触り』という言葉を浮かび上がらせた。単に触覚だけの範疇ではなく

自身が作り手として大切にしていることが内包されているので即決した。

家ではなく建築。探求していきたいと思います。

解体中。見えないところが現れ補修箇所を確認していく

本体の傾きは確認されていたので家曳き屋さんに本体を持ち上げてもらい水平にして

地盤補強として偏心で鋼管杭を打ち、基礎ベースを鋼管杭上に延長した

鉄骨柱間に木造耐震壁を嵌め込み、水平面も木組みで剛性を上げた。

入口のみ増築とした。

右にある3メートルの石は石切場にて選んできたが、

何かのっぺりとしていたので半分に切った。

上のふたつの石は石切場で寄り添っていたので入口前の階段にした。

前所有者の時は店舗付住宅として長く使われていたが、後継者はおらず建物付きの売地となっていた

購入前、綿密に調査をしてこれから長く安全を担保できるか、同じスケールであれば新築よりは予算が下回るか。

勤務地への通勤時間、地域の利便性と雰囲気。

100点はないが中庸であると思い紹介させていただいた。

リノベーションをしていていつも思うのですが、設計施工した建築が時を経ても

壊すには惜しいな・・と思えるタイムレスなものができればと思うのです。

代々、受け継ぐという世襲の観念でもなく人から人へライフステージに合わせて

コロコロと所有者が変わるというのもいいのではないかと思うのです。