2016.11.20
根津美術館の円山応挙展へ
江戸中期(1733〜1795)
ぜひ見たかった龍門図。
3幅で一対。
黄河の急流を登ると龍になれるという鯉の滝登り。
真ん中の絵、勢い流れ落ちる水を描かず白抜きで表している技法。
その奥に鯉が体も捩らせず弾丸のように上を目指す。
鯉は精緻に描かれ、眼は一点を見据え覚悟ある表情。
左右の穏やかな絵が対比になって余計際立つ。
ゆさぶられる一枚。
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